6.アマチュア無線を楽しむにはアンテナが重要

5月 16, 2020

 

様々な楽しみ方があるアマチュア無線を始めたいとお考えの方もいらっしゃると思います。そこでこちらでは、無線通信に欠かせないアンテナの基礎知識をご紹介します。アマチュア無線を楽しむための知識として、ぜひご参照ください。

アンテナの役目

トランシーバーを使用すると、その送信部分で作られた高周波エネルギーがアンテナへと伝わります。そして、アンテナから空間へと放射されることにより電波へと変わるのです。
また逆に、受信した電波を高周波エネルギーに変換してトランシーバーへと伝える役目もあります。いかに効率良く高周波エネルギーを放射できるのかによって受信効率が左右されます。つまり、遠くにいる相手と交信するための電波が届くか否かはアンテナ次第なのです。

アンテナの種類

アンテナと一口に言っても、その種類は様々です。
形状や大きさ、動作の違いによって特徴も異なってきます。

接地型/非接地型
アンテナには、接地(アース)が必要なものとそうでないものが存在します。
接地が必要なものを接地型アンテナと呼び、接地が不要なものを非接地型アンテナと呼びます。接地型の場合、エレメントの片方を接地させることによって動作します。非接地型の場合、エレメントの両方が空中に開放されていても動作します。

指向性/無指向性
アンテナの性能を表す指針として指向特性が重要視されます。
目的方向の電波のみを送受信する指向性アンテナは、一定の方向のみに働きかけるので、その分送受信能力が高く混信を最低限に抑えられます。そのため、遠距離通信に適しています。全方向からの送受信が可能な無指向性アンテナは、幅広い電波を受信することができ四方八方に送信することもできるので、あらゆる方向との交信が可能です。しかしその分、混信も多いのがネックとなります。

アマチュア無線をより効果的に楽しむには

このようなポイントを押さえた上で自分に合ったアンテナを選ぶことも重要ですが、より充実した交信を楽しむために、電力の増幅機器であるリニアアンプを接続してみるのもひとつの手段です。多くのハムの間で人気の「50MHz」をより快適に楽しめるので大変おすすめです。

当店でも、クリエートデザインやナガラ電子のアンテナはもちろん、ACOMやBEKO製のHFリニアアンプ・6Mリニアアンプなどを取り扱っております。お気軽にご利用ください。